株式会社エネルギーファームは、21世紀の新しいエネルギー、太陽光発電・無停電電源蓄電池をご提案するエネルギーの総合カンパニーです。

全自動無停電電源装置(UPS)

バッテリーの性能や寿命は使用条件により異なります

制御弁式鉛バッテリーの仕組み。

鉛バッテリーは、電気そのものをためる働きをもったものでなく、化学変化を電気エネルギーに変換したり電気を化学エネルギーに変換したりする構造になっています。
化学式にするとこうなります。
PbO2 + 2H2SO4 + Pb 放電


充電
PbSO4 + 2H2O + PbSO4
通常、鉛バッテリーは充電時にガスが発生し、定期的にバッテリー内の水分をチェックしなければなりません。
しかしエネルギーファームで採用するバッテリーでは、制御弁式のためガスが抜けず、水分チェックや補水の必要はありません(メンテナンスフリー)。

バッテリーには寿命があります。

バッテリーの寿命とは、性能が80%低下するまでの期間を差します。
性能が低下したバッテリーを元に戻すにはバッテリー自体を交換する必要がありますが、使えなくなるまでの年数は「どのように使用するか」によって長くも短くもなります。
使用期間のだいたいの目安は以下のようになります。
使用条件バッテリー寿命
非常用電源として使用する7~10年
弊社推奨での使用4~7年
バッテリーを使い切り充放電を繰り返す1年以内
<使用条件の説明>
  • 非常用電源として使用する
    バッテリーを満充電の状態で保存する。自然放電された分は月1くらいで充電する。
  • 弊社推奨での使用
    日々のピークカットで活用。
    インバーター定格出力の30%~半分の消費電力で使用し、一度に放電させるバッテリー容量を半分程度にする。
  • バッテリーを使い切り充放電を繰り返す
    インバーター定格出力で使用する。バッテリーを100%使い切って充電するのを、毎日繰り返す。

一度に使用する電力によって得られる電気の量が変わります。

鉛バッテリーは一度にたくさんの電気を取り出そうとすると、使い切るまでに得られる電気の量は少なくなります。
限られたバッテリー容量でより多くの電気を得る場合は、できるだけ少ない消費電力で使用することが重要になります。
以下は使い切るまでの時間と得られる電気の量を表したものです。
20hr@5Aとは、20時間でバッテリーを使い切ることを差します。
そのときの放電電流が5Aであり、使い切るまでに得られる電気の量は100.0Ahということになります。
1C=0.4時間率

使用温度によってバッテリーの性能が変わります。

寒冷地でご使用になる場合、気温の低い場所に設置すると、想定していたよりもバッテリーの稼働時間が短くなっていることがあります。
これは鉛バッテリーの特性であり、バッテリーメーカーが表記しているバッテリー容量(Ah)は25℃で使用した場合の性能を示しています。
たとえば、0℃で使用すると25℃のときよりも約15%性能が低下します。

使用しなくても自然放電によって蓄えられた電気が減ります。

鉛バッテリーは、自然放電によって蓄えられた電気は減っていきます。
電気の空きを残したまま長期間放置すると、バッテリー内の電極に結晶が付着(サルフェーション)し性能が低下するため、定期的な満充電が必要になります。
以下は、満充電の状態から放置した場合にどれだけ電気が残っているかの目安です。

バッテリー寿命に考慮しつつ無停電電源システムをピークカットに活用する。

日々の電気代を抑えつつ、無停電電源システムを長くお使いいただける、ピークカットとして活用する場合の使用例です。
エネルギーファームの無停電電源システムは常時商用給電方式のため、充電中も引き続き電気機器をご使用になれます(商用電源をバイパス給電します)。

<EF-4P大容量型(5,000Wh)での接続例>


※ タイマースイッチは別途導入する機器となります。導入ご希望の場合販売店にご相談ください。

<使用サイクル>

0:00 8:00 23:00 0:00
充電
(深夜電気を使用)
放電
(平均10時間程度使用)
充電

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